2020/11/24

サイトを始めたきっかけ

わたしのスペースガールに関わる妄想のきっかけになったのは、アメリカの70年代のテレビ番組、「Buck Rogers in the 25th Century」でした。 

私は留学先のイギリスで再放送されているこの番組を見ました。お話の内容は現代の地球から旅立った宇宙飛行士が冷凍されて25世紀の地球に現れ、その後さまざまな冒険をするというもの。 地球に迫るさまざまな危機に対し、多くの場合、Buckが敵陣に乗り込んで、一人で、又は少数の仲間を引き連れて敵の作戦をくじいていく、というお話が多かったと思います。 

小さいころからどちらかというとおてんばでテレビなんかも男の子向けの番組が好きな私は、どうもこういうヒーローものが好きで仕方ありませんでした。そして、ヒーローが潜入をしたり、危機に陥ったりすると、どきどきと、自分のことのように心配してしまうのでした。とくに、敵や怪獣にやられそうになったりするシーンを見ると、自分の胸が締め付けられるような気がしていたのを思い出します。

ただ、私が「Buck」をみて、特に衝撃を受けた(ちょっと大げさかな・・・)のは時に、「Buck」とおなじ地球防衛機構に属する「Wilma Deering」という女性仕官が潜入捜査を行ったり、単独で工作に出かけたりすることでした。私は、知らぬ間に自分とWilmaとをかさねていました。 Wilmaが危機に陥るとテレビの中ではBuckが救いに着ます。でも、私の妄想の中では誰も助けには来てくれません。

わたしは、地球防衛機構の上級仕官であるがゆえ、重要な防衛機密を知っています。その機密を目当てに、私を捉えた者たちは、恐ろしい拷問にわたしをかけるのです。

Buck」の劇中、Wilmaはブルーの、身体にぴったりフィットしたジャンプスーツを着ています。スレンダーな身体の線が強調されてとてもセクシーです。そして、とても無防備に見えます。このような姿で捕らえられて、それも、私を(Wilmaを)憎む男たちに!(実際、彼女は沢山の悪党どもをこれまでに捕らえ、かなり恨みを買っているという設定になっているようでした。)

どんな酷いこと・・・どんないやらしいことをされてしまうのだろう・・・そして、宇宙ならば相手は人間とは限らない・・・

私の妄想はどんどん膨らみました。

いつしか、インターネットのチャットで、エロティックファンタジーのページを探し、そこで、自分がWilmaになりきって見知らぬエイリアン相手の冒険を始めていました。
そして、いつしか、自分を投影したヒトミ・コタニというキャラクターが生まれました。チャットで知り合った方の中にはヒトミに関するお話を作ってくれる方も、ヒトミに関するいろいろな設定を考えてくれる方もいました(残念ながらみんな英語なんです)そして、徐々にわたしの中にSpacegirlADDのヒトミの姿が出来上がってきたのです。 

そして、日本に帰ってからもチャットなどを通じて何人かの方とSpacegirlのことについてお話をする機会がありました。なかにはSpacegirlテーマのチャットにつきあってくれたり、イラストを作ってくれる人もいました。そして、わたしも改めてSpacegirlの小説をかきはじめました。

このサイトは私がひそかに楽しむ、ファンタシーの世界を表現したものです。皆様もどうぞ楽しんでいかれてください。そして、チャットや、掲示板に感想を書かれたり、もし、お気に召せば、ADDの女狐、ヒトミをお気に召すままにいたぶりつくしていってくださいね。